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027   02/01/2002  明日のために その27   メトロノーム
練習にメトロノームを使うか否かが話題になることがあります。ケースバイケースでしょうね。お祭りの囃子太鼓、保存会の太鼓等ではまず邪道でしょうが、新しい太鼓音楽を創って行きたいグループとか、ソロの奏者たちにとっては、練習時にぜひ欲しいアイテムです。

メトロノーム(以下メトロ)は必ずクオーツ式を使いましょう。振り子式は持ち運びに不便で、しかも正確さに欠けます。それに振り子(または、クオーツ式の光)を見て叩くのは良くありません。
“聴く”、これがいいのです。メトロでジャスト感を身につけるということは、自分が作り出すパルスを、メトロに近づけるということなのです。

ですから、メトロのクリック音を「聴いて、合わして」叩いているかぎり、いくら練習しても身につかないでしょう。外れた時には、速くしたり遅くしたりして合わさず、一度叩くことを止めて、メトロの規則正しい刻みを身体の中に入れる。そうして、叩き始めましょう。

さて、楽譜をご覧ください。メトロを
「4分音符・4分休符」で鳴らすか、
「4分音符」かそれとも「8分音符」か、
先ず【C】から始めましょう。

メトロを「テンポ4分音符=120くらい」 にします。そして1拍に二つのクリック音を入れます。最初は2小節を聞きます。そして先ずは手拍子でやってみましょう。(1)〜(14)は続けて打つのではなく、それぞれを何回もやります。簡単で単純で多分誰もがすぐにできるでしょうが、これは出来る出来ないではなく、正確無比なパルスを時間をかけて身体に刻み込む作業と思ってください。
「それでも出来てる!」とお思いの方は、途中からメトロのヴォリュームをゼロにしぼり、何小節かたってまた音を出して合っているか確認してみましょう。(1)から(14)まで、出来ますか?
手拍子はタイミングが取りやすいのですが、太くて重くて長いバチで、強く張った太鼓を叩く、しかも強弱をつける、左手から叩く、これはもう中々大変なことです。何年もかけて少しずつ身に付けていくものなのです。

さて【A】【B】をご覧ください。
今度はクリック音は少なく、その間を埋める感じの練習です。4分音符が全て鳴っているより、一つ空いているほうが合わせやすいのです。細かいリズムを叩く時は、細かいクリック音はかえって邪魔になります。その逆もしかり。
この【A】【B】の所、「風のエチュード4」のリズムをやってみましょう。すごく効果的な練習になります。
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